2012年04月06日

アルシオーネの4WDブッシュと職人気質


■2012/03/26
欠品となってしまった4WD切替レバー用ブッシュ

関連部品を採寸し図面を書いた後、旋盤屋のM先輩に製作を依頼していた
http://hj-tsubo.seesaa.net/article/251979194.html
http://hj-tsubo.seesaa.net/article/258620238.html

製作完了との連絡が来て、その日の夜に取りに伺った

完成した品は、まるで成型品のような仕上がり

ALC_20120326_Bush.jpg

面粗さを指示しなかったせいで過剰とも言えるほど綺麗な面になってる
特に端面なんか、突っ切りでよかったのに、わざわざ一面挽いてくれてる

もっと荒くてもよかったのにと指示不足を猛省
指示がない部分でも綺麗に仕上げてしまうあたりに職人としての誇りを感じるな
改めて感謝

こんな心遣いを見て昔のことを思い出した

現場で働いていた20年前くらいのこと
購買部が見つけてきた業者に変わった
この業者、価格以上のことはしない(する余裕も無い)という考え方が見え隠れする加工部品を収めてきた

納品された部品は、糸面取りもされず、まるでシャープエッジ
酷いものはフライス切削でできたバリが付いたままのものもあった
しかも、そのまま黒染めしてる
加工した本人だけでなく、黒染め担当者、納入しに来た人、全員が"コレでよし"と思ってたってことだな
信じられない

結局、こんな部品はこちらで面取りし直して再度黒染め
結果的に安価になってない
価格が大事なのはわかるけど、"ちょっと割高でも良い品を使うべき"だな


それにしても
指示されなくても丁寧な仕事をするのは日本人にとって当たり前の行動だったはず
お金や時間を理由に他人への配慮をしなくなったら終わりだな
これは怠惰以外の何者でもないのでは?
コストやシステムに縛られて大事なものを捨ててしまった気がする

低迷期だから今は仕方がないと諦めるのだろうか
しかし、どんな理由だろうと一度捨てたものは二度と戻ってこないことを認識すべきだな

親の怠惰を見て子供が真似しないはずはない
怠惰に慣れた子供が配慮という行為を自ら気付くはずもない
逆に、親が自分自身に厳しく生きるなら子供もその背中を見て育つはず


とか言ってる自分はどうかと振り返ってみる
自身も最近はダイソーで売ってるもので済まそうといの一番に考えてる
それに、小遣いの制約の中、同じ構造のものならたとえ精度が悪くても安い方を買うだろうな

自分も大事なものを捨ててしまった側だったんだな
とほほ
 
 
posted by 五条銀吾 at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ALCYONE/整備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする